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菅原オンライン・ブログ
リポートの書き方 −最小限の心得−
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1.リポートにはいろいろな種類があって、内容の要約のみを求めているものもあります(もちろん要約という作業を通して、知識が習得できますので、それは大切です)。しかし、課題となっている文章を読んで、自分はどのように考えるのか(賛成、反対、疑問など)を、明確に述べることが最も重要です。それによって、自分だけのオリジナリティのあるリポートとなるのです。

2.自分の主張を簡潔に表すような表題をつけて下さい。表題が簡単につくということは、主張が明確であるということであり、逆に表題をつけるのに苦労するということは、何を言いたいのかがまだはっきりとしていないということです。「〜を読んで」「〜について」というようなタイトルはいけません。〜を読んで自分はどう考えるのかを具体的に表すような題をつけること。

3.最低でも3段落から5段落程度には分けて、自分の書いている文章が論理的に流れていることを確認してください。各段落が、AだからB、BだからC、CだからD、そしてDだから結論はEである、というようにつながっていなければなりません。随筆なら思いつくままに書いてもいいですが、リポートや論文は、読者を説得して自分の意見に賛成させることを目的として書いてください。

4.どのようなこともなるべく具体的に書くようにすること。「色々な」、「様々な」などという曖昧な表現は使ってはいけません。「色々」の中身を具体的に、例えば3点あるというように明確に述べること。「色々」「様々」「〜など」「〜とか」は、知らないのでごまかしているという感じを与えます。

5.「〜すべきである」、「〜ねばならない」というような表現は使ってはいけません。重要なことは、「〜すべきである」、「〜ねばならない」の先で、そのようにするためには、どのようにすれば良いのかについて自分の具体的な意見を述べることです。「〜すべきである」、「〜ねばならない」というようなことは誰にでも言えることです。「〜してもらいたい」というような表現も、自分で考えることを放棄して、他者にお願いしているだけなので、これもいけません。

6.一つの文章が長くなりすぎないように注意すること。短い文章を、論理的に順接や逆接の接続詞を使ってつないでいくと、読者に分かりやすい文章になります。「〜が」は使ってはいけません。「〜が」は順接か逆接かを不明な文章にしてしまいます。「が」を使うと、論理的な流れのない一文を、長々と書くことになってしまいます。

7.きわめて基本的なことですが、口語体(です。ます。)と文語体(だ。である。)を混ぜて使ってはいけません。大学で書く文章はすべて文語体で統一してください。

8.文末で同じ表現を繰り返してはいけません。例えば、「〜である。」「〜である。」「〜である。」というように、何度も同じ文末を繰り返さないこと。
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リポートはどのように評価されるか
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リポートは以下の観点から評価されます。自己流で、勝手に自分で書きたいように書いても、評価されません。

I. 表題(Title)
1) リポートの内容を簡潔に表すような表題がつけられているか。
2) 漠然とした表現ではなく、なるべく具体的な表現になっているか。

II. 導入(Introduction)
1) リポートの目的、扱う問題がきちんと述べられているか。つまり、問題意識や分析視点について述べられているか。
2) その問題が扱うだけの重要性を持っているということが説得力ある仕方で述べられているか。
3) リポート全体の構成が手短かに書かれているか。

III. 本文(Body)
1) 問題の詳細な提示
・問題は予備知識のない読者にもわかりやすいように丁寧に解説されているか。
2) 論拠と議論
・ 論拠は十分に集められているか。
・ 論拠としたデータの信頼性は吟味されているか。
・ データは論旨にとって関連性のあるものか。
・ 議論は妥当か?つまり論拠からきちんと結論が帰結するか。
3) 構成
・ 本文ではきちんと導入で立てられた問題が扱われているか。
・ 互いに矛盾することが述べられていないか。
・ 読者に議論の流れがわかりやすいように本文の各段落は配置されているか。

IV. 結論(Conclusion)
1) 結論は、導入部の問いにきちんと対応した形で述べられているか。
2) 何が明らかになり、何がまだ明らかになっていないか。今後の課題は何かがきちんと述べられているか。
3) リポートは感想文とは違うので、単なるあなたの個人的な希望や願い、またどのように感じたかなどについては、述べる必要はない。

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