Think different, act different and be different.
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Express Yourself 自分を表現する
−プレゼン、リポート、論文成功のポイント−
何事も、我流、自己流、無手勝流でやっても、すぐに限界にぶつかります。先人が試行錯誤を重ね、そこから得られた英知の結集を、まずよく知って、その真似をすることから始めましょう。「型」を身につけている者だけが、「型破り」を出来るのです。「真似て、学んで、越えていく」です。
以下では、プレゼンテーション(スピーチ)、リポート、論文のポイントを簡潔にまとめて紹介します。自分の考えを伝える方法は、「話す」と「書く」の二つしかありません(芸術家の場合は違うよ)。つまり、その具体的な方法は、プレゼンテーション(スピーチ)、リポート、論文なのです。この3つを習得することは、人生において自らの才能を伸ばし、可能性を開花させるために必須なのです。
(1)プレゼンテーション成功のポイント
プレゼンテーションやスピーチで大切なのは、はじめと終わり。冒頭で聴衆の興味を引きつけ、しっかり印象づけて終わるのがポイント。まずは、聴衆を分析し、どのようなプレゼンテーションやスピーチが望まれているのか把握して、「印象的に」を心がけましょう。
アメリカ人にはプレゼンテーションのうまい人が多い。しかし、英語を母国語としない人にもプレゼンテーションの上手な人はたくさんいます。なぜでしょう。彼ら・彼女らは自分を売り込むのがうまいのです。その要因はさまざま。たとえば聞き手の注意をひきつけるためのユーモアやジョークであったり、周到に準備された資料であったり、流れるような構成の見事さであったり、あるいはパソコンによる最新のプレゼンテーション・スキルを駆使したものであったりします。
しかし、ビジネスでのプレゼンテーションで大事なポイントはただひとつ。それは、自分や自社、そして自社の商品の魅力や強みをアピールすること。まず、聴衆の関心事がなんであるかをよく理解し、それに強くアピールできる自分たちの特徴や強みをしっかり分析し、ほかの人や他社とは違う魅力を自信をもって語るのです。
では、大学でのプレゼンテーションのポイントは何でしょう?自分の意見(感想じゃない)を、明確かつ説得的に伝えること。そのためには、客観的な事実の積み上げによって、論理的に自分の意見に到達することを明確伝える必要があります。具体的に心がけるべき7つの必須ポイントをあげると以下の通りです。
1. 導入で聞き手の関心を引きつけよう。
2. 聞き手のニーズに合わせて題材を絞り込もう。
3. 証拠として、事実、数字、逸話を示そう。
4. 最後に必ず要約しよう。伝えたいメッセージをシンプルに。
5. 姿勢、手の動きや表情を効果的に使おう。
6. 声の調子、大きさや速さを変えて効果的に伝えよう。
7. 自分の個性や感情を大いに表現しよう。
(2)リポート作成のポイント
辞書でリポートを引くと、例えば次のような説明があります。<名>@研究・調査などの報告書。A学生が提出する研究結果の小論文。B新聞、雑誌などの報告記事。=レポート
大学や企業で、一般的にリポートというのは上記の@とAです。これらはふつう誰か(上司、教師など)の要求に応じて書きます。したがって特定の読み手―多くの場合にリポートを要求した人と同一人―を予想して書くことになります。この点で、不特定多数の読者を予想して書く論文とは異なります。リポートを書く上での最も基本的な心得は、次の2点です。
@リポートには、調査・研究の結果わかった事実を客観的に、筋道を立ててまとめて書きます。この部分がリポートの主体で、これだけで終わっていい場合もあります。
Aリポートの中に書き手の意見が要求される場合には、それが(事実ではなく)意見であることがはっきりわかるように書きます。
意見の当否を検討できるように意見の根拠を明示しておくことも必要。つまり、リポートに書くべきものは、事実と、根拠を示した意見であって、主観的な感想は排除しなければなりません。この点に、リポートといわゆる作文との大きなちがいがあるのです。
リポートで事実を述べるのは、その事実に関してリポート作成者が持っている、あるいは新たに得た知識を読み手に伝えるためです。研究・調査・伝達・教育などによって得られる、または伝えられる知識を情報という。この言葉を使えば、リポートの使命は、リポート作成者の持つ、あるいは、新たに得た情報と、それに関する作成者の意見を、読み手に伝達することです。
(3)論文作成のポイント
論文を書くときには何に気をつけたらいいでしょうか。次のような問いで考えてみましょう。「自分だけが読むために書くものにはどんなものがあるか」、「他の人に読んでもらうために書くものにはどんなものがあるか」、「ラブレターと論文はどんなところが違うのか」
自分だけが読むためのものには、日記、講義ノート、(自分のための)メモ、などがあります。他の人が読むものには、手紙、小説、などがあります。論文は、もちろん他の人に読んでもらうために書くもの。他の人に読んでもらうための文章はわかりやすいことがいちばん大切です。そのためには、まず、文章の組み立てを考える必要があります。つまり、どんな順序で話を進めていったらわかりやすいかを工夫しなければなりません。
次に論文とラブレターを比べてみましょう。ラブレターも他の人に読んでもらうために書くものですが、ラブレターと論文には大きな違いがあります。それは、自分の気持ちを書くかどうかということ。
ラブレターは自分の気持ちを伝えることが目的ですが、論文では、自分の気持ちを書いてはいけません。事実(データ)とそれに基づく意見(自分の考え)だけを書く。その時、論文のどこが事実で、どこが筆者の意見かをはっきりと区別しておかなければなりません。また、ラブレターはあなたを知っている、ある一人の人間だけが読みますが、論文はいろいろな人が読みます。だからあなた自身を知らない人、あなたの考えを知らない人が読んでも分かるように、背景となっている事実をよく説明しておく必要があります。あなたの論文を読んだ人が「うん、なるほど。その通りだ」といってくれたら、その論文は大成功です。
論文を書く時に、最低限抑えておくべきことは、次の4点です。
A 文章の組み立てを工夫する。
B 気持ちを書かない。意見を書く。
C 事実と意見を区別して書く。
D 背景を知らない人が読むことを予想して書く。
* 論文・リポートと作文・感想文の違い(大学生は、作文や感想文を書いてはいけない)
論文・リポート → 命題をたて、それについての賛成、反対の意見を明確に主張している文章
作文・感想文 → 命題を提起するだけで終わっている文章、体験談が書いてあるだけの文章、努力目標を書いて終わっている文章
* 論文・リポートを書く際に勘違いしないように気をつける点 − 論理的な主張であって、感情的な押し付けであってはいけない
○主張(論理的); 「〜だから、賛成だ」、「〜だから、反対だ」、「〜だから、私はこのように考える」、「〜だから、正しい」、「〜だから、、間違っている」
×押し付け(感情的); 「〜するのは許せない」、「〜するのは素晴らしい」、「〜するのは当然だ」、「〜するのは非道徳的だ」、「〜すべきだ」